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体罰経験もつ学生ほど体罰肯定 (公社)全国大学体育連合が中間報告

2014年5月21日水曜日

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 (公社)全国大学体育連合は,全国15の短大,大学の学生3957人を対象に,小学校から高校までに受けた体罰経験の状況や,体罰経験に応じた運動部指導者としての志向性などを調査した:運動部活動等における体罰.暴力に関する調査:の中間報告をさきごろまとめた。

 調査は,昨年に大阪市の高校部活動中の体罰自殺事件や,文科省:運動部活動の在り方に関する調査研究報告書:が発表される中で,昨年9月1日から10月31日にかけて行われた.



 学校での運動部活動など、スポーツ指導上の体罰・暴力による人権侵害を根絶するため、「指導上の体罰・暴力」に関する学生の意識や実態を把握し、学生が将来、運動部などでの指導者になることを見据えて、学生のうちから「指導上の体罰・暴力」についての正しい認識を持たせることを目標とする。

 学生の「過去の体罰(あらゆる身体的暴力)経験」では、経験ありの回答が20・5%、経験なしが79・2%。「体罰を受けた学校期」では、小学校19・4%、中学校40・1%、高校36・6%、大学3・9%となった。「体罰の頻度」では、ほぼ毎日が10・0%、週2、3回が26・7%、月1回が22・7%、数カ月に1回ほどが26・5%などの実態が明らかとなった。

 体罰を受けた学生に「体罰・暴力を受けるようになった理由・原因」を自由記述してもらったところ、「自分のミス」「緩慢なプレーをした」「指示されたことができていない」「相手(体罰する側)の気分」「ラフプレーに腹が立ち暴力をふるった」など。全体では自身の過失を原因とする記述が多数を占めていた。

 「体罰を受けたその後の影響」については、「精神的に強くなった」30・3%、「反抗心を持った」18・3%、「技術が向上した」11・6%などの回答が上位にあがり、さらに、「部活動中の体罰・暴力の必要性」については「必要」40・9%、「不要」57・3%という結果だった。

 体罰の必要性を、体罰経験の有無で見ると、体罰経験のある学生の57・8%が「体罰は必要」と回答し、「不要」の36・5%を下回った。

 一方、体罰経験のない学生では、「不要」との回答が61・8%で、「必要」の40・2%を上回った。

 運動部活動経験の有無別では、「体罰・暴力が必要なのはどんな場面か」の問いで、経験のありなし共に上位の答えとして挙がったのは「危険な行為をした」「日常生活での不適切行為」「礼節が守れない」など。部活動経験の有無に関わらず、「体罰・暴力は場合によって必要」と考えていることが分かった。

 体罰経験の有無別に「将来、運動部活動などのスポーツ指導者になりたいか」を質問すると、体罰経験がある学生が「強くそう思う」19・6%、「そう思う」31・0%で、合わせて半数を少し超えた。経験なしでは「強くそう思う」7・6%、「そう思う」17・9%で、合わせた4人に1人を少し超えた。体罰経験のある学生の方が、将来、運動指導者を希望していた。

 これらの結果を受け、調査研究員の一人である北徹朗武蔵野美術大准教授は、「体罰を肯定的に捉える学生が多いことが分かる中で、体罰による指導しかできない教員の未熟さを、意味のある指導と子どもたちに捉えさせている状況が見えた」と、問題点を指摘する。

 最終まとめは、6月末に出る予定。 ◇

 全国大学体育連合は、「運動部活動の指導を充実させるためのチェックリスト」を、同連合サイト(http://daitairen.or.jp/)で公開している。効果的・計画的な指導や指導力向上などについて、7項目を挙げている。文科省の「運動部活動での指導のガイドライン」に準拠しており、各項目に関連する同ガイドラインのページが示されている。




記事:教育新聞

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かずなり…沖縄移住5年目(2018〜)。沖縄が好きというだけで沖縄のYoutube、ブログ、Instagramなど運営。 そんちゃん…沖縄育ち。趣味は引きこもり。

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